目次
- あらすじ
- 著者の紹介
- おすすめのポイント
- 感想
自分ではわかっている、知っていると思っていた!
『―Who Moved My Cheese? ―チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)という本をお勧めします。18年前の2000年発売のだいぶ昔の本ですが、この本とも出会えてよかったと思えました!!!『チーズはどこへ消えた?』(チーズはどこへきえた、英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。
1998年にアメリカで出版される。全世界で累計2400万部を超えるベストセラーとなっています。
・Amazonでの作品紹介。
あらすじ
このお話の登場人物は、2匹のネズミのスカリーとスニッフと、2人の小人のヘムとホーです。
※スニッフ・・・・・においをかぐ、~をかぎつける
※スカリー・・・・・急いでいく、素早く動く
※ヘム・・・・・閉じ込める、取り囲む
※ホー・・・・・口ごもる、笑う
彼らはある日、大量のチーズがある場所を発見します。
そこで暮らし始めるうち、チーズがある毎日が当然だと思い始めます。
ところがある日、そのチーズが消えてしまいます!
小人のヘムとホーは、チーズがなくなった現実を受け入れようとせず、わめき散らします。
あげく、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり・・・
しかしネズミのスカリーとスニッフは、事態を詳しく分析したりはしませんでした。
小人たちを横目に、スカリーとスニッフは、すぐさま新しいチーズを探しに飛び出していきます。
そしてネズミたちは、大量のチーズを見つけるというストーリーです。
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日本では、2000年に扶桑社から訳書が発売され、累計400万部のロングセラーとなっている。挿画は、イラストレーターの長崎訓子が担当している。マーケティングライターの牛窪恵は、「新しい価値観を探して行動を起こすことの大切さを教えてくれる本」と評価している。
出版プロデューサーの平田静子によってプロデュースされる。平田が「年末年始に企業のトップが訓示をするときのネタになる」と踏んで、上場企業100社の社長に手紙を添えて献本したところ、大手メーカーの社長が年始のあいさつで紹介したことで火が付いたという。
2001年には、本作のパロディとされる『バターはどこへ溶けた?』(ディーン・リップルウッド著)が道出版より出版されている。2011年には、本作を称えつつも、異論を唱える『チーズは探すな!』(ディーパック・マルホトラ著)がディスカヴァー・トゥエンティワンより出版されている。
著者の紹介
国籍・・・米国
専門・・・コミュニケーションズ・コンサルタント;心理学者
学歴・・・南カリフォルニア大学(心理学)卒
学位・・・医学博士(ロイヤルカレッジ・オブ・サージョンズ)
経歴・・・ハーバード大学医学部、メイヨー・クリニックに籍を置いたことがあり、心臓ペースメーカーの開発に携わる。のちコミュニケーションズ・コンサルタントとして活躍。様々な大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加する一方、医学、心理学分野の著書を多数発表、「チーズはどこへ消えた?」は1999年度全米ビジネス書ベストセラー第1位となり、日本でもベストセラーとなった。他の著書に「1分間パパ」「1分間マザー」「1分間自己革命」「1分間意思決定」「人生の贈り物」「頂きはどこにある?」などがある。
おすすめのポイント
〇この物語に登場するのはこの2匹と2人であり一見シンプルな物語のようですが
状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く深い内容が込められています。
〇登場する人とネズミが少ないのでわかりやすい
〇みんなでディスカッションができる
〇いろいろな解釈ができる
〇メジャーリーガー大谷君が愛読書に挙げたことで脚光を浴びた
〇ストーリーのイメージがしやすい
〇本質をついている
〇薄いのですぐ読める
感想
主にP68に集約されています。
変化は起きる、変化を予期せよ、変化を探知せよ、変化に素早く適応せよ、変わろう、変化を楽しもう!進んで素早く変わり再びそれを楽しもう!
です。
自分自身で何か問題にぶつかったときにどうしたらいいかというマインドを教えてくれる本だと思います。
そもそも、自分はチーズを探しにいくのか?
新しいチーズがほしいのか?
今のままでいのか?
自分自身で自問自答して改めて行動していくことを教えてくれています。
私はどちらかというと、考えないで行動が先になってしまう傾向があるのでとにかく、前には進むことが出来ると思っています。ネズミタイプですね。
実際に私は子どもが3歳になるタイミングで時間短縮勤務という状況から通常の勤務時間になるという変化がやってきました。会社員のOLからプライベートカンパニーの代表社員になるというこの場合でいうとチーズを探しに外にでました。迷路にいきました。
外に出るときはもちろん不安だらけです。
自分にできるのだろうか?
失敗したらどうしよう?
わからないことだらけだ!
でも迷路にいきました。行動しました。そうすることによって
また新しいチーズに出会えることができました。
もちろん急に時間短縮勤務が終了したわけではなく、子どもが生まれた時点から子ども3歳になったら終了ということはわかっていたのですが、だんだんそのとき(時間短縮勤務の終了宇)が近づいてくるという変化にきがつきませんでした。
子どもが2歳になりギリギリになってあわてて行動しました。
ですので、今の現状に目を向けながら、変化をうまく感じ取って、そしてはやく行動していくということをこの本によって学びました。
みなさんも登場する2匹と2人を自分に当てはめて読み進めると、
今後どうしたらいいかというヒントになるかもしれませんね。
“チーズ”は私たちが生きていくうえで大切(人生)で追い求めてる仕事、家族、財産、健康、精神的な安定を象徴し
“迷路“はその象徴を追い求める場所つまり、社会、地域社会、家庭の象徴です。
その変化に応じて自分の追い求めている場所(迷路)でいかに(チーズ)を得ることが出来るかが重要になってきます。
客観的に自分自身をみることが大切になってきますが、とにかくマインドが大切ですよね。
そこから、未来が開けてくると思います。
本のページも100ページないくらい薄いので気軽に読めると思います。
とにかく一度読んでみて下さい。
本とも出会いだと思っています。